ここ数年で急激に広がりを見せているシーシャですが、実はそのルーツは数百年以上前にまで遡る喫煙方法なのはご存知でしょうか。
タバコといえば、一般的には紙タバコのイメージの方が強いですが、普及したのはこの百年と少しくらいのもの。それ以前まではパイプやキセル、シーシャがメインの喫煙方法だったのです。
この記事では、そんなシーシャの歴史についてかんたんに解説をします。せっかくシーシャを楽しむのであれば、その歴史なども知ることで、さらに深みを味わうことができるはずです。
どこの国?シーシャ(水タバコ)の発祥の地
シーシャ(水タバコ)は中近東、概ね今のイランやインド北部の地方で発祥したとされています。
その後、1500~1600年ごろからタバコが世界へ普及していくことと同時に、さまざまな喫煙器具も同時に世界へ普及していきました。
シーシャに使用されている水パイプもこの時に流行したとされています。
また発祥以降は、イランやインド北部、中国や東南アジアまで伝わりました。
その後は現在でも、トルコを始めとしたイスラム圏では根強い人気を誇っており、最近では日本でもシーシャカフェなどで身近にシーシャを楽しめるシーンが増えています。
どうやって生まれたか?シーシャ(水タバコ)の起源
シーシャ(水タバコ)は紙タバコと比較すると、煙を一度水にくぐらせるため、ニコチンやタールなどの有害物質が少ない点が特徴です。
また紙タバコなどよりも長い時間、煙を楽しむことができるものシーシャ(水タバコ)の特徴でしょう。
このことは、中近東で生まれたからこその楽しみ方であると言えます。
それは、タバコが普及し始めたころなのにも関わらず、当時の人々は煙が体に害を与えることを知っていた
のだそうです。
そのため、少しでも体への害を少なくしつつ楽しむことはできないか、と試行錯誤した結果、インド人の医者がシーシャの原型となる水パイプを発明したと伝えられています。
その技術がインド北部から中近東に伝わり、タバコの新しい楽しみ方として流行していきました。
また、今でもシーシャが日常的に楽しまれている中近東の地域のトルコなどのイスラム圏では、タバコの葉が当時貴重であったため、1度の喫煙でたくさんのタバコの葉を使うことができませんでした。
そのため、シーシャを使用して1度の喫煙で使用するタバコの葉の量を減らし、果物やバラ油などを加え、喫煙を楽しんだとされています。この果物やバラ油を加えたことが、現代のフレーバーの起源になっているとも言われています。
シーシャの広まりと現在の普及状況
歴史的にはタバコが普及するにつれて、喫煙具としてシーシャ(水タバコ)も普及していきました。
そして、中近東を中心に流行したころには、シーシャの本体も陶器やガラス、ひょうたんなどさまざまな素材で作られはじめます。
特にガラスについてはヴェネツィアから輸入し、製造・販売をおこなわれていたようで、かなりの人気が当時あったのだとか。
そして、1600年ごろになると中近東だけの流行にとどまらず、中近東からトルコ、パリなどのヨーロッパ諸国へ輸出されていきました。
ヨーロッパ諸国で普及していったころには、特にアラブ系の人が多く住んでいた地域には、街のいたるところにシーシャカフェのようなものができるほど、爆発的に流行していきました。
なお現代では、世界的に紙タバコへの規制が強くなり、VAPEなどの電子タバコへシフトする方が増えています。
その中で、普段はVAPEを使用している方が、自宅でまったりとする時間や、バーなどでのんびりとする時間のお供としてシーシャを利用される方も増えてきています。
今では自宅簡単にシーシャが楽しめるセットなどもインターネットで販売されていることからも、今後もますます人気になっていくでしょう。
日本国内でのシーシャの広まり
日本国内でもバーやラウンジなど、ここ数年でシーシャを目にする機会が増えてきました。
これには世界と同じように紙タバコの規制が強化され、電子タバコやVAPEへと切り替える方が増えたことも理由の1つと言えるでしょう。
電子タバコやVAPEはシーシャと同じように、リキッドやフレーバーなどにたくさんの種類があり、簡易版シーシャのようにフレーバーを楽しまれている方もいます。
しかし、シーシャは紙タバコやiQOSなどの電子タバコなどと比較すると、ニコチンやタールなどの有害物質が少ないとされています。
またフレーバーも、フルーティーなものからクッキーなどの個性的なものまで、たくさんの種類があるため、最近では女性にも人気なのはご存知でしょうか。
日本人は世界的に見ても、ストレスを感じやすい人種であると言われており、シーシャのリラックス効果を求めて興味を持つ方が増えており、女性からも注目を集めています。
また、昨今のステイホームによるストレス発散や自宅でできる趣味として、シーシャを始められる方も増加中。
初心者の方でも簡単に喫煙を楽しむことができる物から、本格的に細部までこだわったカスタマイズ品まで、さまざまな種類が日本でも販売されています。
興味がある方は当店・川越のシーシャカフェEnjinにお問い合わせください。
まとめ
今回はシーシャの歴史や起源、各国での広まり方などについてご紹介してきました。
どのようにシーシャが誕生して、世界的に普及したのかを分かっていただけたのではないでしょうか?
シーシャの発祥や歴史、世界への広まり方などを知っていると、シーシャを楽しむ際のちょっとした小ネタになること間違いなしです!
少し前までは日本ではあまりなじみがなく、シーシャを楽しめる場所は限られていました。
しかし今では、気軽にシーシャバーやラウンジで楽しめるようになりましたよね。
これを機会に皆さんもぜひシーシャを楽しんでみてはいかがでしょうか。
川越に寄られる機会があれば、当店・シーシャカフェEnjinまでお気軽にお越しくださいませ。
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